今回の記事ではトロントのエリア別雰囲気についてまとめていきます。
トロントに留学予定だけど街について知りたい
治安の悪いエリアが気になる
シェアハウスのおすすめ地域が知りたい
こんな人におすすめです。
著者の経歴
- トロントに留学経験あり
- シェアハウス2軒、ホームステイ2軒経験
- トロント大好き人間
トロントはカナダ最大の都市といわれていて人口も約300万人という規模。
ダウンタウンエリアを中心に北のノースヨークエリアや東のスカボローエリアなどエリアごとに特徴も大きく変わります。
シェアハウスってどこに住めばいいの…
そんなお悩みもこの記事で解決しちゃいます。
ダウンタウンエリア
トロントのダウンタウンと言われるエリアは地下鉄の駅でいうとBloor-Yonge駅~Union駅~St George駅の3つの駅を結んだU字エリア全体ですです。
このあたりにはトロント大学や、オンタリオ博物館、CNタワーなどの主要な観光施設が勢揃いしています。
Dundas Squareに位置するイートンセンターはカナダ最大のショッピングモール
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とりあえずダウンタウンエリアには人がとにかく集まります。特に週末のDundas 駅などは人がごった返していてザ・都会という感じです。
線路から少し外れると高級コンドミニアムなども立ち並びます。
Union駅から10分ほど歩いた先にあるオンタリオ湖も必見。都市と自然の共存というカナダらしさが感じられるでしょう。
トロントのダウンタウンは北米最大級の金融ビジネス街としても発達しています。
イーストヨークエリア
こちらはトロントのダウンタウンからやや東にいったエリア。地下鉄の駅でいうとグリーンライン(二番線)のBroadviewからVictoria Park までの地域です。Danforth Ave 沿いにギリシャ人街などのおしゃれなカフェが並んでいます。
ダウンタウンと並びトロントに古くからあるエリアです。
そこそこ栄えているものの、高層ビルはほとんど無くダウンタウンエリアに比べてゆったりとした時間が流れています。
シェアハウスするなら一番おすすめのエリアです。
East Yorkのメリット
- 家賃が比較的安い
- 落ち着いた環境で生活できる
- ダウンタウンへのアクセスもそこそこ良い
- 街並みがおしゃれ
こんなところが挙げられます。ちなみに私はシェアハウスでBroadviewとVictoria Parkの近くの家で生活したことがあります。
Broadviewの家は周辺の雰囲気がとにかくお気に入りでした。
こんな感じ。
Broadview周辺は欧米風のレンガ造りの家が立ち並び異国感があってとても好きでした。
ちなみにVictoria Park まで行くと風景がだいぶ田舎になってきます。
広々していてとても気持ちいいです。Victoria Park周辺は家賃もかなり安いです。
僕の住んでたVictoria Parkのシェアハウスは家賃が月500ドルでした。
ノースヨークエリア
ダウンタウン北部、地下鉄のイエローライン(一番線)Sheppard-Yonge 駅~Finch駅のエリアがノースヨークです。
このあたりは比較的新しく作られた地域でアジア人が多いです。高層ビルも多く立ち並び、トロント第二の都市エリアといった場所です。
特徴
- アジア系スーパーが多い
- 比較的新しい
- ダウンタウンに行かなくても生活が成り立つ
- 物価は若干安い
こんな感じです。
私は以前Finchでホームステイをしてました。周辺に特に面白いものは無く暮らしの場という感じでした。
North York Centreにある図書館が便利でよく使った思い出。コリアンレストランやアジアスーパーが多いのは良いですね。
注意点
ノースヨークエリアは週末の交通が不便です。地下鉄の工事が毎週末の昼間に行われ電車が止まるからです。だいたいEglinton~Finchの区間でいつもシャトルバスが走ってます。ダウンタウンへの所要時間が平日よりプラスαで30分くらいします。
Christie ~ Kipling エリア(トロント西側)
トロントの西部のエリアです。厳密な地域名が無いのでグリーンライン(二番線)のChristie駅~Kipling駅までのエリアをまとめて紹介します。
グリーンラインの左側のエリアも家賃が手ごろでシェアハウスで人気のスポットです。Dufferin 周辺は若干ガラが悪いとの声もありますが値段が抑えられる物件も多く留学生がよく住んでいるエリアです。
Christieはコリアタウンとして発達してます。西にいくとHigh Park やHumber Riverなどがあり自然も豊かなエリア。
公園も多く点在し、のびのびとしている地域です。ダウンタウンへのアクセスもそこそこです。
スカボローエリア
スカボローはトロントの一番東側のエリアです。Kennedy駅など地下鉄の3番線周辺がスカボローと呼ばれるエリアです。
昔はトロントとは別の街だったようですが20年ほど前にトロントに合併されました。物価が安いのもあり移民が多く住むエリアです。
インド系と中国系の移民が特に多いと言われています。
私が一番最初にトロントでホームステイした際に住んでいたのがスカボローでした。カナダ生活の最初の地というのもあり、個人的に大変思い入れは深いです。
とにかくだだっ広いです。田舎でのんびりと平和な暮らしがしたい方、家賃を抑えたい方におすすめ。
白い崖が印象的なScarborough Bulffsは必見。スカボロー北部とマーカムの境目にはJ-Townと呼ばれる日本人街もあります(街というより小さな建物ですが)
住んでなければなかなか用事が無いエリアではありますが個人的には結構好きな場所。
最後に私が住んでいたところの近くの写真を載せます。
空が広い(笑)
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治安の悪いエリア
さて、ここからは治安の悪いエリアを見ていきます。
Jane&Finch
地下鉄グリーンラインの左から5番目のJaneとイエローラインの終点のFinchを座標軸で結んだスポットがJane&Finchです。
この地域は黒人街がありトロントで一番治安の悪いエリアとして有名です。銃撃事件もしばしば起こります。
幸い普通に生活してて用事があることはまずありません。
しかし悪ふざけで近づくのは控えましょう。
またヨーク大学の学生さんはキャンパスから少し近いので注意。家賃が安いからという理由でここを選ばないようにしてください。
ちなみにJane駅やFinch駅の治安はとってもいいです。この二つを座標軸で縦横で結んだ点が局地的に治安の悪いだけで。
Sherbourne
ダウンタウンのBloor-Yonge 駅の隣、Sherbourneも少し治安が悪いです。今年の春インド人留学生がこの付近で銃殺される事件がありました。
私としても他人事とは思えず、警戒しつつ生活してました。
ダウンタウンからも近いので、夜一人で歩かない、なるべく近寄らないなどしてできるだけ気を付けましょう。
Main Street
地下鉄グリーンラインの右から4番目のMain Street もガラが悪いと言われています。目立ったニュースは聞きませんが若干貧しめ人が多めのエリアです。普通に駅としてそれなりに大きい場所なので、人通りは多いですが気を付けた方がいいでしょう。
シェアハウスをするなら避けた方が良い場所かなと思います。
その他要注意エリア
地下鉄イエローラインのCollege~Queenの右側(Sherbourne St 沿い)も夜治安が悪いと言われています。
また生活してて個人的に思ったのがトロントで一番有名な交差点Dundas Squareも人がとにかく多くて怪しい人もちらほら。常にマリファナの匂いがして少し不健全だなと感じてました。
Dundas Square は留学生なら必ず行く機会があると思いますが、海外で人通りの多いエリアは基本的に気を付けておいた方がいいでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はトロントにフォーカスしてエリアごとの特色を見ていきました。これからトロントへの渡航予定がある方のご参考になれば幸いです。
またトロントは一般的には治安が良い街として有名です。
イギリスのザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表する『Safe Cities Index』(世界の都市安全性指数ランキング)2021年版では世界第二位という評価を受けています。
注意エリアさえ知っておけば安全に快適に生活できるでしょう。あなたがトロントで充実した生活が送れるよう願っています。
カナダ留学でエージェント選びにお悩みの方はこちらの記事から
それではどうもありがとうございました。