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シンガポールの公共交通機関乗り方・料金・まとめ(地下鉄MRT・LRT・バス)

悩んでいる人
  • シンガポールの交通事情が知りたい
  • 地下鉄の乗り方やルールは?
  • 料金の相場を知りたい
  • MRTやバスの路線図は

この記事はこんな人におすすめです

今回の記事ではシンガポールの地下鉄・バスについて、乗り方や路線図、料金等に関して解説していきます。

これからシンガポールに来る予定のある方はぜひご参考にしてください。

シンガポール国内の主要な交通機関は?

シンガポール国内での一般的な交通機関は鉄道・バス・タクシーがあります。

まずはそれぞれの特徴を超簡単にまとめます。

  • 鉄道…地下鉄MRTをメインにモノレールのLRTなども。基本的に地下鉄MRTが主要交通網です
  • バス…100を超える種類のバスが運行されています。10分に1本くらいが目安。こちらもMRTに並び主要な機関
  • タクシー…配車サービスGrabを使えば安く車で移動できます。相場が安い

今回の記事ではタクシーについての説明は割愛いたします。

詳しく知りたい方はこちらの記事から↓

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それではシンガポールの公共交通機関についてみていきます。

シンガポールの鉄道、MRT、LRT

ますは電車から。

シンガポール国内では地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)とモノレールのLRT(Light Rapid Transit)が走っています。

地下鉄MRTの路線図、乗り方、料金に関して

シンガポール市内の大半は地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)を使ってアクセスします。

全部で6本の地下鉄が走っています。シンガポールの地下鉄には時刻表というものがありませんが、大体5分おきくらいの間隔で運行しています。

地下鉄MRTの種類

  • East-west Line (Green Line)…シンガポールを東西に横断する線。チャンギ空港も繋いでいる
  • North-South Line (Red Line)…シンガポールの南部と北部を環状型で結ぶ線。
  • North East Line ( Purple Line)…ダウンタウンから北東の集合住宅エリアを結ぶ線
  • Circle Line (Yellow Line)…ダウンタウンの外側を円形で結ぶ線
  • Downtown Line (Blue Line)…ダウンタウンエリア中心に東西を結ぶ線
  • Thomson-East Coast Line …新路線として2022年現在建設中。一部の区間のみにて運行。全体の完成は2024年予定

路線図

シンガポールの地下鉄は色で呼ばれることが多いです。

古くから使われているグリーンラインとレッドラインを中心に、住宅エリアを結ぶパープルラインや比較的新しいイエローライン、ブルーラインが走っています。

シンガポール自体今伸び盛りの国なので、国の発達に伴い地下鉄はさらに増えていくことでしょう。

乗り方

基本的に交通系のカードを購入して公共交通機関には乗ります。

このカードは地下鉄MRTの他、後述するLRTやバスにも共通して使用可能です。

カードの種類

  • EZ-link Card...住民や長期滞在者が使う交通系ICカード
  • Singapore Tourist Pass…短期滞在の観光客向けのカード

どちらともチャンギ空港やターミナル駅で入手可能です。

次にそれぞれの特徴を説明します。

EZ-link Card

シンガポールで生活している方は基本的にEZ-linkカード(ez-link Card)を購入して公共交通機関に乗ります。

このEZ-link Card とは日本でいうSuicaやPASMOのような交通系ICカードのことです。

購入時にカード代の5ドルと初期チャージ料の5ドル分、合計10ドル払います。

すでにカードの中に5ドル入った状態から使用可能で、順次チャージをしつつ使っていきます。

Singapore Tourist Pass

短期滞在の旅行客にはこちらがおすすめ。1~3日の期間に応じて適切なパスの購入をしてください。


料金

シンガポールの地下鉄の料金は日本に比べるとかなり安いです。

初乗り料金は0.8ドル。国内の端から端まで移動しても2.10ドルが最高です。

だいたい一度の利用につき、0.80~2.10ドルまでのレンジで動きます。

またMRTからLRTに乗り換える際も、改札を通らないためMRTの料金内で乗れます。

LRTとは

LRT(Light Rapid Transit)はシンガポールのHDBエリアを走るモノレールです。1両か2両編成の非常にプリティーな乗り物です。

ちなみにHDBとはシンガポール政府が運営する公営住宅のことで、コスパの良さから多くのシンガポール人がHDBに住んでいます。

主にシンガポールの北東部のSengkangやPunggol、北西部のBukit Panjangのあたりを走っています。

料金体系や乗り方のルールに関してはMRTと同様です。

こちらLRTは無人運転で運用されています。

バスの乗り方・料金・路線図まとめ

シンガポールはバスも大変発達しております。

MRTが通っていない地域には基本的にバスで接続します。

Google mapやiPhoneの地図を使えば、目的地に接続するための適切なルートを表示してくれます。

バスには一階建てのものと二階建てのものがありますが料金はどちらも同じです。

2階からの景色の良さは圧巻なので、もし2階建てのバスがきたらぜひ上に乗ってみてください。

乗り方

前述したEZ-link Card やSingapore Tourist Pass を使って乗ります。入り口と出口にそれぞれタップする場所があります。

現金も使えますが、おつりが出ないためあまりおすすめしません。

バス停で待つ際、乗りたいバスが来たら必ず手を挙げるなり振るなりして運転手さんにアピールしてください。

そうではないと「あの人は他のバスを待っているのかな」と判断されて素通りされてしまいます。

料金

バスの料金は大体0.8ドル~2.5ドルのレンジで乗車可能です。

基本的に距離ベースで料金は算出されます。

また最大5回までの乗り換えが一回の乗車としてカウントされます。決められた時間内の乗り換えであれば、初乗り料金などを改めて払う必要はありません。

10分~15分くらいの間隔で来ますが、バスにも時刻表が無いのでバラつきがあります。

路線図

こちらがバスの路線図です。

シンガポール国内には100種類を超えるバスが走っています。

そのため特定の路線を覚えるのは極めて困難で、利用するごとにGoogleの目的地検索をしながら最適なバスを見つけるのがいいでしょう。

160番や170番、950番のバスは国境を越えてマレーシアのジョホールバルにまで接続しています。


禁止事項・ルール等

シンガポールの公共交通機関を使う際にはいくつかのルールがあります。

中には日本では考えられないものもあるので注意してくださいね。

  • 車内での飲食(罰金500ドル)
  • 喫煙(罰金1000ドル)
  • ペット・動物の持ち込み(罰金500ドル)
  • ドリアンの持ち込み(罰金500ドル)
  • 可燃液体の持ち込み(罰金500ドル)

シンガポールは法律が厳しいことで有名。

車内でのルールも徹底されています。これらのルールは地下鉄のホームでも同じです。

実際に車内での飲食やペットの持ち込み、ドリアンの持ち込みをしている人は見たことがありません。

日本での常識が向こうの非常識になることもあるので、くれぐれも気を付けてください。

まとめ

以上シンガポールの公共交通機関についてみていきました。

シンガポールは小さな国とはいえ、国土の端から端まで移動しようとすると2時間はザラにかかります。都市としては巨大なのです。

鉄道にバスを組み合わせることで、抜け目なくほとんどのところにアクセスできます。

また忙しい時間帯や深夜の移動はタクシーがおすすめ

こちらの記事もぜひご参考にしてみてください。

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それではどうもありがとうございました。

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