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【全部お話します】僕がカナダからシンガポールに渡航を決断した理由

今までずっとこれについてちゃんとお話するかは悩んでいました。発信しないことも考えていました。それでもTwitterを見ると、自分と同じような悩みをもってco-op留学に取り組んでいる人をたくさん見かけます。

自分と同じような悩みを持っている人の力になりたい。そう思ったので今回全部語ります。この記事によって誰かの可能性を広げられたら幸いです。

1僕の目線からみたco-op留学

本題に入る前にco-op留学について軽く説明しますね。

カナダの私立カレッジに入学して、半年程度講義を受けた後に、残りの半年で現地でインターンをやって就業体験を積む、というのが平たく言ったco-op留学のイメージです。

座学期間はビジネスコースやデジタルマーケティングコース、データアナリティクスのコースなど魅力的なもので溢れています。

そのうえインターンもできるという大変魅力的なプログラムなので、留学エージェントなどは声を大にしてco-op留学を勧めてきます。

その一方、ネットではこんな声も見かけます。

・co-op留学の仕事探しが大変すぎる…

・留学エージェントの口車に乗せられた

・co-op留学にしたの後悔してる

これらの声はですね…

半分正解で半分嘘といったところでしょうか。

まず大前提として、co-op留学はとてもいい制度です。仕事に役に立つスキルが学べる上に、就業経験まで付くので。

ただこれを享受できるハードルが結構高いんですよね。英語力が現地でもやっていけるレベルにあって、かつ職歴やスキルがあると充実したco-op留学ができる、くらいのイメージです。

さてここでカナダ着いた当初(2021年9月)の僕のスペックでも貼っておきましょうか

・英語力中学生レベル

・職歴無し(わずかなバイト経験なら)

・スキルゼロ

割とハードモードw

ちなみに僕が受講していたのはデジタルマーケティングコース。9か月の講義を受講後、3か月のコープターム(インターン期間)があり、トータルで1年という構成でした。

2試行錯誤の日々

自分に足りないものがたくさんあるのはわかっていました。英語力、スキル、職歴。

これらを全部、僕はコープタームが始まる前(2022年5月)までには最低限手に入れたいなと思ってました

具体的には…

  • 英語力→ネイティブキャンプに登録してレッスン受講
  • スキル→ブログ運営やデジタルマーケティングに関連する教本などを通じて授業外でも学習
  • 職務→日系企業でインターン

こんな感じで取り組みました!

さて、2022年の5月になったとき、どれくらいになったかというと

英語力…来た時よりは上達した。けど仕事やプライベートで円滑な指示とかコミュニケーションをとるのは少し不安。特にデジタルマーケティングの分野は言語能力の要求水準が高いため結構不安。

スキル…ここはまあまあ頑張った。仕事になるくらいなら身に付いたのでは…?

職務…なんとか留学エージェントでインターンできました。

こんな感じ。

ぶっちゃけ探そうと思えばインターン先は見つかるとは思うけど、その後が心配…

これが当時の正直な感想です。

特に言語面での心配が一番大きかったです!やっぱり英語は勉強しすぎてもしすぎることはありません。マジで英語力が9割!

3具体的な経緯

どうやって最後のコープタームでインターン先を見つけるか、この問題は僕のカナダ留学の間中、常に頭のどこかにありました。

さて、時系列を追ってカナダでの滞在の日々を振り返ってみましょうか。

まず9月に到着。そこから最初の3か月くらいは飲食でバイトをしてました。しかしバイトのシフトの量の問題で店長と揉めて12月にクビ。

フリーな時間が手に入ったので、せっかくなら今からインターンをどんどん始めようと思い

1月には留学エージェントのインターン先を確保。この時は本当に嬉しかったです。

ということでインターンを開始。

やっていく中で大変だったのが、その仕事が無給かつフルリモートだったところ。

社長さんと個人的なおしゃべりをする機会はほとんどなく、他の働いている人の顔もわからない。

けど仕事は振られる。お給料あったらよかったのにな…

そんなこんなでずっとここで働き続けるのは無理だなと思いました。だからコープタームはまた別の会社で働こうと思いました。

しかしローカル企業で働くには英語力がまだ不安。日系の求人もなかなか見つからない…

そんなこんなで結構悩んでました。

そんなあるとき、たまたま僕のTwitterで繋がっていたカナダの友達で、今度からシンガポールにインターンに行くという方がいました。

同じ大学生でそういう風に行動をしている人もいる。その事実だけでとても勇気をいただきました。

お話を聞いてみたら、どうやら日本人大学生をターゲットに海外インターンの求人を出しているところがあったみたいです。

この時僕には2つの選択肢がありました。

1英語力に不安があってもカナダで働く

2思い切って他の国で働いてみる

前者のメリットはこんな感じです

  • カナダの私立学校の紹介などで仕事先がみつけられる
  • カナダでの生活がこのまま続けられる

その一方で

  • インターン先は本当に見つかるのかな…
  • 見つかったとしても、短期の無料の労働力として消費されて終わるんじゃないかな…
  • てか英語で指示されて全部理解してアウトプットするレベルにまだいなくねw

こんな悩みもありました

一方で他の国にいったら

  • そこでの新しい出会いがある
  • 職務経験が無い自分が日本語で仕事が学べるのがありがたい
  • 環境が変わる

こんな感じの変化があるでしょう。

正直今のカナダでの生活も楽しかったし、現状と向き合って決断を下すのはエネルギーもいることでした。

そんなときに、ふと頭をよぎった言葉があります。

「いまいる場所をいつでも離れてもいいような心のフットワークの軽さはいつでも持っていなさい」

「勇気をもって決断し、情熱的に行動しなさい。決断した時点でそこに失敗は無い」

「失敗しても何度でも立ち上がりなさい。そんな君の姿はたくさんの人に希望を与えるから。そして今度君が成功したら、彼らの成功を応援してあげなさい」

これは昔読んだある本の一説

よし、シンガポールに行ってみるか!大丈夫、この決断はきっと正しい。だって心がもうそっちに向かっているんだから。

自分の興味もったことを全力でやり遂げれば、きっと上手くいく

こうして僕はシンガポールの日系企業の面接を受けることにしました。

あと、偉そうに語りましたがシンプルにシンガポールという国に行ってみたかったんです。アジアの中心、常夏の国、世界の先端。

そこでどんな出会いがあるのか。想像するととてもワクワクしました。

またせっかく1年休学したんだから、この時間を使ってあらゆる経験、挑戦、可能性を広げてみたいという気持ちもありました。

4最後に

そんなこんなでカナダを出る決断を下したのが今年の4月の頭。そこから1ヵ月後には日本に帰国。5月の末にはシンガポールに到着。今に至ります。

正直ここ数カ月の慌ただしさは半端じゃなかったですw

それでも自分がやりたいようにやらせてもらっている今の環境に心から感謝をしています。

シンガポールでの生活、最高に楽しいです!インターン先で悩むときもありますが、それ含めとってもいい経験をさせてもらっているなと思います。

カナダのプログラムはというと、実は今でも続いています。これはコロナ禍での数少ない恩恵の一つでしょう。

というのも、インターンが当時コロナのおかげでたまたまリモートでも認められていたのです。

そのためシンガポールで働くといっても、リモートならいいよ~という緩い感じで承認されました。ただこの規則は今はまた変わっているみたいです。また学校によってもその辺のルールは変わってくるので、くれぐれも気を付けてくださいね(^^♪(僕のは参考にしない方がいいです)

僕は自分の1年の休学期間という間に得られる経験を重視してシンガポールに行くことにしました。もし僕が社会人でカナダに来てたとしたら、その後のキャリアも見据えてカナダに残っていた気もします。

ようするに状況次第で最適解はいくらでも変わるということです。

また最初の計画が思わぬ出来事で予定通りにならないことなんても往々にしてあります。

だから、自分の興味関心にはせめて素直でいたいものです。

ここまで読んでくれた方、どうもありがとうございます。

追伸:海外インターンなら FIND LIFE

私のような思いをした留学生を救いたいという思いから、先日あるプロジェクトを立ち上げました。

FIND LIFEという、日本人学生が海外インターンを見つけるのを支援するサイトです。

現在はシンガポールを拠点に活動をしておりますが、ゆくゆくは世界に活動の拠点を広げられればと思います。

こうして人にしてもらった親切を私なりに世の中に還元できればという思いで取り組んでます。

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